朝食ぐらい抜いたって大丈夫!100歳の現役医師 日野原重明先生の食生活とは

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1911年に生まれ100歳を越えてもなお現役医師でいらっしゃるのが聖路加国際病院理事長の日野原重明先生です。

100歳を越える年齢まで生きること自体が凄いことなのですが、さらに現役の医師であるということには驚きを禁じえません。

その日野原重明先生が一日三食にこだわり過ぎることは、「かえって身体に悪いように思う」と著書で語られています。

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日野原重明先生の日々の食生活は?

日野原重明先生が自身の著書である「病気にならない15の食習慣 – 楽しく生きる長寿の秘訣」の第1章で以下のように書かれています。

健康のために食習慣に気をつけるのは大切ですが、こだわり過ぎは考えもの。1日3回、きちんと食事をとらなければと必死になっている人を見ると、かえって身体に悪いようにも思います。忙しい時は抜いてもかまいません。一人ひとり性格が違うように、身体もライフスタイルも違いますから、自分に合った食習慣を研究、実践してみましょう

引用元:病気にならない15の食習慣 – 楽しく生きる長寿の秘訣(青春出版) P.12

日野原重明先生の朝食はオレンジジュースにオリーブ油をテーブルスプーン1杯(15 cc)だけを長い間続け、最近はバナナを一本加える程度だけだそうです。

日野原先生は昼間は特に忙しく、電話と来客が絶えないこともおおいため、クッキーを2~3枚、牛乳をコップ1杯飲む程度で、日によっては、そのクッキーすらも食べる暇がなく、夕食を迎えることがあるそうです。

そのかわり夕食には気を配って、お茶碗に軽く半膳ほどのご飯に、野菜を中心に魚や肉の動物性タンパク質を摂っているとのことです。

日野原先生は1日三食が基本だと主張する人は良しとしないかもしれないとも述べています。

確かに成長期の子どもにとっては1日三食で栄養のバランスを考えて食事をすることが大切だが、それを過ぎた大人は一日の活動に必要なエネルギーを補給していれば良く、一日トータルでバランスが取れていれば良いと話されています。

「朝食を抜くと太りやすい」というのは本当?

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日野原先生はさらに「朝食を抜くと太りやすくなる」という世間で広く信じられていることにも疑問を呈しています。

朝食を抜くと太りやすい身体になると信じこんでいる人がいますが、そういう研究報告はされていないと思います。発育期の子どもたちの調査では、1日3回食事をとらないと身体に悪いという報告はありますが、仕事に負われる40代、50代が、朝食抜きで出かけるのは、今の日本社会においてはむしろ普通で、朝からゆっくりと食事ができるという人のほうが珍しいでしょう。

引用元:病気にならない15の食習慣 – 楽しく生きる長寿の秘訣(青春出版) P.16

「朝食を抜くと太りやすくなるという」研究報告はないはずだと日野原先生は語られています。

ジャーナリストの船瀬俊介さんは、この朝食抜きでは太りやすくなるという根拠を、栄養管理士などに尋ねても、他の食事の時に食べ過ぎてしまうからだということを話すだけで、しっかりと説明できる人に会ったことがないと話されていますが、それと一致する内容です。

なので「朝食を食べてない」ということを気に病む必要はないと話されています。

そんな状況を気に病むことも、また、出勤途中に無理に何かを食べようとする必要もありません。朝食ぐらい抜いたって大丈夫。もしかすると、「朝食を食べるより、抜くくらいのほうが調子がいい」と感じることがあるかもしれません。実際、先夜の過食を調整するには、朝食を抜くほうが身体に良い場合もあります。
時間短縮のため、ろくにかまないで朝食を食べたり、また、熱いものを急いで胃に流しこんだりしている人がいますが、そのほうが、朝食抜きより、胃に負担をかけているといえるでしょう。大切なのは食事の回数ではなく、”質”です。栄養素は偏っていないか、その量は自分の生活に見合ったものかどうかという点で判断してください。

引用元:病気にならない15の食習慣 – 楽しく生きる長寿の秘訣(青春出版) P.17

無理をして三食とらないといけないと思い込み、時間が無い中で慌てて食べたり、移動しながら食べたりすることのほうが、かえって身体にダメージを与えている可能性があるということです。

1日、もしくは2日くらいのスパンで食べた量が活動するエネルギーと釣り合いがとれているか、そしてその栄養がバランスをとれたものかどうかが重要であって、回数はさほど重要ではないのでは、と日野原先生は見解を示されています。

そして自分が100歳になる今でも元気なのは「規則正しく食べているからではなく、身体に合わせて臨機応変に食べているからかもしれません。」とまで語られています。

成長期を過ぎると、次第に代謝なども衰えていき、身体の必要とするエネルギーも減ってきます。

さらにデスクワークのような座っている時間が長い仕事で、さらには通勤が車であったりした場合には、1日を過ごすのに多くのエネルギー補給を必要とはしていません。

そのようなライフスタイルにようる消費カロリーに見合った食事を、1日3回しっかりととりながらでは至難のわざと言えます。

軽い労働であれば成人男性は2200キロカロリー前後、女性は1800カロリー程度が摂取カロリーの目安となりますが、これを守るのは簡単ではありません。

しかも、ハーバード大学の研究では1100キロカロリーで十分とする見解もあり、さらには日野原先生自身も1300キロカロリーになるように食事を調整しているそうです。

そのことを考えれば、なおさら1日3食で、カロリーの過剰摂取を避けるのは困難と言えます。

しかし、1日一食の生活であれば、それを守ることができます。

体質や体格も、そして日常生活や労働で必要なエネルギーも千差万別です。それを全く考慮しないかのように、すべての人が三食とらないといけないというのも、やや乱暴ではあります。

日野原先生が語られるように、三食にとらわれずに、自分の体調が良くなり、元気になれる食事の量、食事の回数を模索してみても良いのではないでしょうか。

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