なぜ40歳を越えると「1日1食」「1日2食」の方が良いのか

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厄年は数え年の42歳で、その前後の41歳が前厄、43歳が後厄と言われます。

その時期に大病をしたという人もいるため、気にする方も中にはいるのではないかと思います。

ただ、現実的なことだけで言えば、人間の体が変わっていく時期に差し掛かることも、病気になりやすい理由のようです。

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40歳を境目に基礎代謝量が急減

心臓などの臓器は寝ていても、起きていても、生命を維持するために絶えず動いていますので、体を動かさなくてもエネルギーを消費しています。じっとしていると筋肉はエネルギーを消費しないようにも思えますが、実際には体温維持などを目的としてエネルギーを消費しています。

このようにじっとしていても人間は絶えずエネルギーを消費するのですが、この動かないときに消費しているエネルギー量を「基礎代謝量」と呼びます。加えて体を動かしたこと、運動したことによって消費する代謝が加わって1日の総消費エネルギーとなります。

1日の総消費エネルギーに占める割合は基礎代謝量が70%前後を占め、活動による代謝は30%程度に過ぎないとされています。

若い頃は成長のために多くのエネルギーが消費されることもあり、この基礎代謝量が大きいのですが、一定の年齢を過ぎると減少していくことになります。

その基礎代謝量が急激に減少していくのが、ちょうど40歳を過ぎたあたりとなります。

若い頃は基礎代謝量が大きいため、たくさんの量を食べ、大した運動をしていなくても、その部分でのエネルギーを消費が大きいため、肥満になりにくい状態となっています。

しかし、年齢を重ねるに連れ、特に40歳を越えてくるとこの基礎代謝量が急激に減少していくため、それまでと同じように食べ続けていると、エネルギー摂取量は自然と過剰なものとなります。

さらに、若い頃はスポーツや様々な活動をしていても、年齢を重ねるに連れて、そういった機会も少なくなってくると「活動による代謝」の量も減っていきます。

1日の消費エネルギーの大部分を占める基礎代謝量が減ってしまい、さらに運動する習慣がないにも関わらず、それまでと同じような食事の量であれば、肥満になり、生活習慣病になるのは必然のことといえます。

運動で基礎代謝の低下を補うのは簡単ではない

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では、活動する量を、運動する量を増やせば良いのではないか?と考えるかもしれません。

しかし、肉体労働を生業としている人でない限り、基礎代謝量が減る分を活動で消費するのは容易ではありません。

運動で消費するカロリーは少ないためです。

アメリカのNASAやオクラホマ大学の研究によると150キロカロリーを消費するのに必要な運動は以下のようなものになるとされています。

  • ウォーキング:22分間
  • スイミング:10分間
  • ランニング:6分間

菓子パン1個やカップラーメン1杯を食べると、すぐにカロリーは400キロから500キロを摂取することになります。その分を消費するためにはウォーキングでは1時間超、スイミングでは20分、ランニングでは12分程度が必要となりますので、結構な負荷が必要となります。

私はウォーキングが好きで、長い時は2時間くらい歩き、歩数では1万6000歩くらいとなりますが、それでも消費したのは800キロカロリー程度にしかなりません。

このことを知ってから、私は菓子パンを見ると「カロリーモンスター」という言葉が思い浮かぶようになりました。

デスクワーク中心で仕事が忙しい人は、2時間も歩く時間を確保するのは難しいのが通常です。にも関わらず若い時のようにジャンクフードのようなものを食べたり、みっちり満腹になるまで1日3食をとっていると、過剰なエネルギーは体の中に蓄えられ続けることにならざるを得ません。

そうなると、健康を維持するために一番良い方法は、食べる量を少なくする、すなわち食事の回数を減らすこととなります。

1日1食では、1食で満腹になるまで食べても、高カロリーのものばかりを食べない限りは、1日のカロリー摂取量を超過しません。

デスクワーク中心で忙しい人にとっては、食べないことは「時間の確保」「満腹感による眠気と疲労感の回避」「頭の回転の鋭さの維持」につながります

特に40歳を越えたら1日1食、1日2食という生活に移行することは、健康面と仕事面の両面で大きなメリットがあるのではないでしょうか。

参考文献:40歳を過ぎたら「1日2食」にしなさい(藤城博著・三笠書房)

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