樹齢1000年を超える屋久杉から学ぶ『若さと長生きの秘訣』

yakusugi-and-longevity

屋久島に自生する屋久杉(やくすぎ)は樹齢1000年を越えるものが多くあるとされています。

一般的に杉は長生きでも樹齢500年程度とされているのですが、それを遥かに上回る長生きな杉が屋久島には生えていることになります。

スポンサーリンク

なぜ屋久杉は樹齢1000年を越えることができるのか?

私自身は、漠然と「それだけ杉が長生きできるということは、さぞかし杉が育つための栄養がある土壌が屋久島にあるんだろうな」と考えていました。

しかし、実際はそうではないでそうです。

屋久島は火山の島であるため、マグマが冷えて固まった花崗岩で作られていて、栄養分の少ない痩せている土壌というのが実際のところです。ですが、「痩せている土地だから杉が大きく育つ」のだと地元の人々は説明するそうです。

農家の方々は、良い作物を育てるためには、栄養をたっぷりと与えるのではなく、枯れない程度に栄養を制限しているのと似た話です。

栄養がたっぷりの方が長生きして、良く育ちそうなものですが、そうではないということです。

またアカゲザルや昆虫を何十万匹と使って老化に関する研究を行っているアメリカの「アメリカ国立老化研究所」でも同様の事実が確認されています。

研究の結果、どの生き物でも腹十二分に食べさせたものが、最も早く老けて、最も早く死に、逆に腹八分、腹六分と少なくした方が、より若く、より長く生きるしたことが明らかになっています。

さらに別の研究では寿命が数週間しかない昆虫を断食させたところ、数年間生きるものも出てくることが明らかにされています。

地球上の生命に共通する長生きの秘訣

スポンサーリンク



このように生物はある意味、厳しい過酷、乏しい栄養状態になったほうが細胞が奮い立ち、その持っている能力が最大限引き出されるようです。

日本においても、それを裏付けるような話があります。

鹿児島で養殖したウナギやエスカルゴを輸送して東京に運ぶときには、水だけを入れて餌を与えないようにするそうです。餌を与えてしまうと、そのうちの何%かが死んでしまうのが、そうする理由です。

このことからも食べることを少なくすることが生物の「長生きの秘訣」であることがわかります。

地球上の存在する植物や動物がそうであるならば、人間だけが別と考えるほうが不自然なことです。

渡り鳥は長旅の前には食事を減らしますし、ケガをした動物は何も食べずじっとして回復にエネルギーを費やすようにしています。

人間だけが本能が衰えてしまい、自然の摂理から外れた生き方をして、多くの病気に患うことになっているのかもしれません。

参考文献:無敵の「1日1食」(三枝成彰著・SB新書)、40歳過ぎたら『1日2食』にしなさい(藤城博著・三笠書房)

スポンサーリンク

よく読まれています

サブコンテンツ

このページの先頭へ