500年前に102歳まで生きたルイジ・コルナロ!長寿の原動力?は

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現在のように医療が発達し、長寿の時代となっていますが、それでも100歳以上を生きる人の数が多いわけではありません。

それが医療技術、衛生面で現代よりも遥かに未発達だった500年前であれば、それはなおさらです。

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イタリア・ヴェネツィアのルイジ・コルナロは1464年生まれの貴族で、102歳となった1566年まで長生きしています。

そのルイジ・コルナロは元々体が頑強だったわけではありません。食事に困ることながいどころか、余りあるほどの量を口にできる貴族の身分だったため、飽食に次ぐ飽食の結果、30代には多くの病気を患い、生命の危機にひんしています。

医師からは「このままだと死にます」と宣告されたことに慌てたルイジ・コルナロは、30代の若さでは死にたくないと必死に医師に健康になる方法を尋ねます。その医師からの答えが「少食」でした。

ルイジ・コルナロは毎日腹一杯に食べ、思う存分飲んできたため、いきなり減らすことはできなかたものの、徐々に食事の量を減らしていった結果、1年後には患っていた病気がほどんと消え去ってしまいます。

その食事の量は、食べ物は白いパン、肉か魚、卵の黄身、スープで合計300グラム、ワインが400CCを、1日2回に分けて食べるという、現在でも質素なものでした。

決して栄養のバランスが良いとは言えない食事なのですが、食事の量そのものを減らしたことの効果のほうが大きく、70歳、80歳になっても、歯も揃っていて、耳も遠くなることなくしっかりとしていたそうです。

「老年がこれほど素晴らしいとは思わなかった」

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ただ、その時代にも「そんなに食事の量が少ないと体に悪いから、もっと食べないと」と言う人々がいました。コルナロは、その忠告に従い食べ物を50グラム、ワインを50cc増やしてみたところ、お腹が張ってしまい、以前のように動けなくなってしまったので、結局元の量に戻しています。

そうすると3週間する間に元のように元気になり102歳まで生きることができたとのことです。

80歳を過ぎても乗馬や山登りを楽しむ体力があり、社会貢献事業なども手がけるなどボケなどとは程遠い頭脳明晰さも保っていてコルナロで、その当時はレオナルド・ダ・ビンチよりも名を知られていて、「老年がこれほど素晴らしいとは思わなかった」という言葉を残しています。

その健康、体の強さ、体力、頭の回転も「少食」が支えとなっていたと考えられるルイジ・コルナロです。

このようにルイジ・コルナロは食べ過ぎ、飲み過ぎで30代で死にかけたのですが、その後少食にすることで、活発に活動して天寿を全うしていることを見れば、食べ過ぎが恐ろしいことで、少食が重要であることが、よくわかります。

またこのルイジ・コルナロの話で興味深いのは、その当時の医師たちは食べ過ぎによる病気を治すには、「断食」「少食」が効果的だということを知っていたことです。

フランスでは断食が「メスのいらない手術」と表現されているのですが、正にそのような強力な力が「断食」「少食」にはあると言えます。

【関連記事】断食・ファスティングは「メスのいらない手術」!なぜフランスでそう表現されるのか?

食べ過ぎによる生活習慣病を患っている人にとっては、薬に頼る前に少食と断食を実践してみることを考えた方が良いのかもしれません。

参考文献:無敵の「1日1食」(三枝成彰著・SB新書)、40歳過ぎたら『1日2食』にしなさい(藤城博著・三笠書房)

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