ですが、特に一日一食生活を続けていくと実感できるのですが、だんだん食べたくても多くの量を食べれなくなっていきます。
それは拒食症というものではなく、適正な量で満腹感がやってきて、食べ過ぎにストップがかかるのです。
実際に体験してみた自分にとって、とても不思議なことでしたが、そうなる理由が、最初はよくわからなかったのですが、最近になって、ある本を読んだときに、その理由とメカニズムが理解できました。
そこで、今回は、なぜ一日一食生活を続けると、食べ過ぎが抑えられるのか?について紹介します。
食べ過ぎで続いてマヒしていた神経が敏感に反応するように
一日一食を始めた後は、一回しか食事しないにも関わらず、三食もしくは二食で食べていた量よりも、明らかに少ない量で満腹感がくるようになりました。はじめは「胃が小さくなったのかなあ」というぐらいに考えていたのですが、もっとちゃんとした理由がありました。
それは「満腹ホルモン」というものでした。もちろんこれは正式名称ではありません。正式には「レプチン」という食欲を抑えるホルモンのことです。
このホルモンは満腹になった時に分泌されるもので、私たちはこのホルモンが分泌されると、食欲にストップがかかり、食べ終わることになります。
しかし、食べ過ぎが続くと、このホルモンの分泌の効果が薄れていきます。
どういうことかというと、食べ過ぎの状態が続くと、このレプチンが分泌され続けることになります。その結果、そのホルモンが分泌されている状態が当たり前となって、神経がまひしてしまい、食欲を抑える効果が弱くなってしまうのです。
つまり満腹になりレプチンが分泌されていても、いつものことなので、神経が特に反応しないため、食欲がおさまらず、食べ過ぎてしまうのです。
ところがプチ断食生活を実践すると、一日二食でも18時間程度、一日一食では、22~23時間食べない状態が続くことになりますので、当然、満腹ホルモンであるレプチンが分泌されない状態ができます。
そのため再び、神経の満腹ホルモンへの反応が敏感になっていくことになります。
そのことにより食べ過ぎが減っていくということになるわけです。
まとめ
一日一食生活をすると、最初の1週間くらいは、夕食で以前の2食分に近い量を食べることもできるのですが、2週間近くになってくると、よく食べれて1.2食分から1.5食分になり、さらに1食分に落ち着いてきます。
一日三食で食べ過ぎが続いている時は、これでもかというくらいに食べれたのですが、今は、とてもできません。
食べ始めてから、満腹感を感じるまでが短くなり、食欲がおさまっていくスピードも早くなっていくので、無理せずに、自然に食べる量が減っていきます。
でも、それで体調や体力はどうなのか?フラフラになるのでは?と心配されるかもしれませんが、私の実際の体験では、その逆です。
今、私は、朝4時くらいから夕方5時過ぎくらいまで、ノンストップに近い状態で働けています。そして夕食をとった後も、2時間くらいは最低でも働いています。
一日三食の頃は、朝食のあとに眠気とダルさ、昼食の後にも眠気が襲い、夕方には疲れきっていましたが、一日一食の今は、あまり疲れることもなく、身体はとても軽い状態です。
プチ断食生活、とくに一日一食生活をすると、食べ過ぎをストップすることができ、食欲を抑制するホルモンであるレプチンが正常に効果を発揮できるようになります。
食べないことで使える時間は増えるは、体調がよくなり、頭の回転も鋭くなり、疲れを感じずに仕事し続けれるので、一日一食生活の効果に感動しているここ最近です。